エアロフレックス独立気泡断熱材
エアロフレックスの機能
用途
金属内外装パネル断熱・結露防止/
床、フロア下断熱/ 冷水管及び冷媒管の結露
・熱吸収防止/ 温水管の熱発散防止/
その他、ドア/ひさし/笠木
概要

エアロフレックス断熱チューブ及びシートは、冷水、温水パイプ用に開発された独立気泡構造の、軽い柔軟な特殊エラストマーで作られています。エアロフレックスの独立気泡構造は、他の硬質断熱材と比較して、多くの優れた特質があります。

■アルミテープ・ビニールテープ・アスファルト粘着材など、湿気から守る為のカバーを必要としません。
■エアロフレックス両面の表皮と独立気泡の特質が、使用中の安定した熱伝導率(K値)を保証します。
■柔軟な材質なので、取り付け作業が容易です。
■優れた耐紫外線及び耐候性。
特長

熱伝導率と適用温度

エアロフレックスは、安定した低いK値0.035~0.038(20℃)を持つ柔軟かつ低比重の独立気泡エラストマー断熱材です。
連続使用温度範囲は-200℃から125℃までです。

柔軟性
エアロフレックスは-30℃の低温でも柔軟性を保つので寒冷地での施工が容易です。

耐湿性・耐候性
優れた耐候性を保つため厳選された高分子エラストマーを使用しています。又、独立気泡の壁が多層の防湿壁となり、長年の使用期間中、他の防湿用カバーなしで安定したK値を保持します。

施工性

易しい施工と防震効果
柔軟で表面のなめらかなエアロフレックスは、素速く簡単に、そして、きれいに仕上がります。弾力性に優れているので、運転中のパイプラインの震動や共鳴を防ぎます。

不燃性・低煙性

エアロフレックスは、JIS規準No.K6911(不燃性)と、ASTM No.E-84(表面燃焼性)に合格するよう特別に配合されたエラストマーです。燃焼中の発煙量は少なく、しかも未架橋プラスチック製品と違い、溶けたり、火玉を落としたりしません。

その他の長所

エアロフレックスはグラスファイバーのように皮膚を刺激しません。
また、かび、昆虫、ネズミなどの害もなく耐酸耐アルカリ性ですから、工場地帯での使用や、銅管を腐食から防ぐ断熱材としては、理想的です。

種類

エアロフレックス断熱チューブ

エアロフレックス断熱チューブは、簡単にパイプに取り付けられます。
タルカムパウダーが、チューブの内側に吹きつけられていますので、パイプのさし込み作業が簡単に手早くできます。
既に配管済みのパイプラインに使用する時は、チューブを縦に切り込み、パイプに咬みつかせてください。
切り込みは、作業現場で、ナイフ、かみそり、はさみなどで簡単にできます。
チューブの切り口や継ぎ目はエアロボンド(ネオプレン系接着材)で接合します。

エアロフレックスシート

エアロフレックスシートには2つのサイズがあります。MS1シリーズは、0.5×2メートル、肉厚3~50mm.、MS2シリーズは1×2メートル、肉厚3~50mm.で、大きいパイプ、タンク、冷凍機、ダクト、エアコン等の内貼り等多目的に使用できます。

エアロフレックスシートロール

エアロフレックスシートロールは肉厚3~50mm.の尺長シートで、長いパイプや空調設備用の断熱材として、継ぎ目を少なく、無駄を省きました。長さは厚みにより2メートルから45メートルまであります。幅は1mまたは1.2mの2種類あります。

ガラスファイバー (連続気泡)
30倍率の顕微鏡で見ると、ガラスの繊維がよく見えます。
(通気・通湿性が高い)
ポリスチレンフォーム (接合気泡)
5倍率の顕微鏡で見ると、ポリスチレンの粒が接合しているのが判ります。
(通湿性高い)
エアロフレックス (独立気泡)
20倍の電子顕微鏡で見ると、独立した気泡が見えます。
(通気・通湿性が最も低い)
仕様

エアロフレックス独立気泡断熱材

発泡ゴム系保温材とグラスウール保温材の比較表

評価基準 ◎ 優 ○ 良 △ 劣

検討項目 合成ゴム保温材(エアロフレックス) 評価 グラスウール保温筒 評価
材質 EPDM系合成ゴム独立気泡 ガラス繊維
使用温度
範囲
-200℃~+125℃ ~350℃(金網等での固定施工が条件)マイナスは-20℃程度まで。
熱伝導率
(W/m.K)
平均温度 -20 0 24 平均温度 -20 0 24
K値 0.032 0.034 0.037 K値 0.028 0.031 0.035
耐湿度 
耐水
吸湿率 1.52g/m2・24h 吸水率 5%以下(容量%)。 水分を含みにくいため熱伝導率を長い期間保つ。 吸水率 N/A 一度保温材内部が保水すると断熱性能の低下及び保温材の劣化につながる。
耐紫外線・
耐侯性
EPDM系合成ゴムの為NBR系合成ゴムに比べ非常に優れている。屋外での使用も可能(但し紫外線対策及び鳥害対策が必要)。 外装材に保護されている為問題無い。
耐薬品性 石油、石油系溶剤に多少劣る。 アルカリ(苛性ソーダ・水酸化アンモニュウム)酸化材などに注意。
腐食性
(SUS)
含有塩素分が微量 水分を吸収しにくので塩素分が溶けだしにくい。 但し 念のため管表面の腐食防止処理の推奨。 ASTM C-795による許容範囲内。但し輸送貯蔵施工について雨水等の浸入に注意しなければならない。
熱焼性・
発煙性
不燃性であり自己消火性である 特にUL-94V0相当に合格。(UL-94はアメリカ合衆国に於ける難燃性の安全規格で一番高い値)。 グラスウールの主原料は不燃性のガラスなので火災時の延焼を防ぐ。国交省に不燃材料として認定されている。
発煙中の
有害ガス
IMO(国際海事機関)に合格。 人体に有害なガスは発生する事は無い。
環境物質 フロンガス使用せず。ホルムアルデヒド-含有せず。
ニトロソアミン(癌の要因危険物質)含有せず 。
ノンフロン素材ホルムアルデヒド放散区分F☆☆☆☆国際ガン研究機関による。 調査研究で人に対して発がん性を示す証拠が認められないグループ3に分類。
国土交通省
認可
未認可(収得準備中) 但し船舶等型式承認取得。 認可収得
外装材の
有無
耐湿耐水に強く基本的には防湿の為の外装材は不要になる。屋外の場合は紫外線及び鳥害対策として必要の場合がある。
保温材内部保水による断熱性能悪化及び保温材の劣化などの影響を防ぐ為に施工種別により外装材が必要となります。 ×
施工性・
施工方法
配管、ダクト、タンクの保温断熱工事によりチューブとシートを使用。柔軟性が高く施工が容易である 外装材を必要としないで作業手順が少ない。 保温施工は技術が要する多湿箇所での外装材工事が必要になる。作業手順が多い。
トータルコスト 本体材料はグラスウール本体材料と比較するとコスト高だが防湿処理の外装工事が不要である保温材自体が保水しにくい為、耐湿耐水に強く熱伝導率の低下を抑える(省エネに繋がる)。 トータルコストにおいて優れている。 外装材の種類及び作業工程手順が多い事によりコストUP。万が一の保温材の保水による改修コストなどトータルコストになると合成ゴム系に比べ高くなる。

※熱伝導率について メーカー公表値参考

建築改正基準法に基づくシックハウス対策
エアロフレックスは、病院、ホテル、マンションや工場など、屋内外の温水配管設備の熱放散を防止するのに、非常に効果があります。また、屋外のパイプライン、例えば、太陽熱利用温水システム(ソーラーシステム)には最も適した材質です。独立気泡構造と、厳選された原料エラストマーの長所は次のとおりです。
■ 125℃までの適用温度
■ 屋外使用において優れてた耐候性、耐紫外線性
■ 長い使用期間中の安定した熱伝導率
■ 低吸水率、低吸湿率
■ 屋内、屋外を問わず、カバーは不要
■ 柔軟性、取り扱いが容易

吸湿性とK 値安定性

※このデータは外被材なしの平均数値です

 

(注)耐久期間は温度、湿度、そして施工の良し悪しに非常に影響されます。熱帯地方のような高湿地域において耐久期間を通じて安定した熱伝導率を得るには、吸湿性の低さが第一条件です。結露現象は、断熱材が湿気を吸収して熱伝導率(K値)が上がり、断熱材の表面温度がその時の湿度の露点より下った時に生じます。(湿気の平均K値はおよそ4)

独立気泡断熱材「エアロフレックス」

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